TouchDesignerはじめました

TouchDesignerはじめました

はじめに

いろいろと試したけど、なんだかんだでTouchDesignerでいい気がする。

というわけで、TouchDesignerを導入してみました。
基本的な使い方を備忘録として今後ちまちまと書いていきたいと思います。
基本的には初心者が頑張ってるので間違ってたりもっといい方法があるよっていうなら教えてください。

TouchDesignerとは

TouchDesignerとは

TouchDesignerはderivative社 (公式サイト) が開発しているビジュアルプログラミングソフトの一つです。初期バージョンは2002年にリリースされており、アップデートを繰り返して現在に至っています。現在(2020.01時点)での最新のメインバージョンは099となっており、リビジョンナンバーはマイナーアップデートリリースである2019.20140です(この番号な何で決められてるんだろう…?)。

TouchDesignerはいわゆるノードベースのプログラミングです。つまり、C言語などのようにプログラミング言語を勉強しなくても基本的にはTouchDesignerの提供するシステムだけで、ノードとワイヤを駆使すればシステムを組み立てていくことができます。もちろん拡張としてPython (とC++)が使われており、ノードやワイヤだけでなくこれらを駆使することでさらに複雑なシステムを組み立てていくことができます。

現在ではTouchDesignerには4つのライセンス体系があり、非商用無料版(0 USD)、エデュケーション版(300 USD)、商用版(600 USD)、プロ版(2200 USD)があります。
無料版では制限が多く商業利用には使えませんが、TouchDesignerを知る上では十二分に使えるので購入前に試してみるのが良いかと思います。中のビジュアルプログラミングに関しては無料版でも基本的なものはほとんど使えます。VRやトラッキング機能などが無料版では試せない?くらいです。VJ周りで言えば最終出力が720pまでしか出力できない制限が大きいかと。

TouchDesignerとビジュアルプログラミング

TouchDesignerとはなんぞやてきなところから入るならば、まず公式サイトの「Showcase」を一通りみるとなんとなく何ができるか、どういうものが表現できるかがわかります。特に、VJ界隈の人たちでTouchDesignerを語るときに避けて通れないほど有名?なのはKAZOE NOBUAKI氏のDEVISION (showcase)だと思います。DEVISIONがビジュアルプログラミングの本質かどうかはさておき、TouchDesignerはこういうことができるんだというのがなんとなくわかるかと思います。

導入の経緯

で、まあ僕自身がTouchDesignerを導入しようと思った経緯は何点かありますが、目的はビジュアルプログラミングではありません。

欲しいのはタッチ対応のOSC Senderです。(ぶっちゃけ!!)

タッチ対応のOSC Senderとして一番有名なものは「TouchOSC (公式サイト)」だと思います。TouchOSC自体の性能は限りなく良いのですが、難点があります。テーマを変えれないので、あの質感のGUIでしか使えない(ボタンごとに見た目を変えたりできない)のです。当たり前ですが背景画像を用意することもできません。あと、個人的に一番のデメリットはボタン色にCyanが使えないということ。職業柄ボタンの色は最低でも「RGBCMY+W」は設定できるようにして欲しいのですが、Cyanがないのがどうしても許せない(というかないと困る)のです。
TouchOSC以外にも「LEMUR (公式サイト)」というOSC Senderアプリがあります。こちらはTouchOSC以上のことができます。プログラミングによるスクリプトも導入することができるので複雑なことも可能です。ですが、ボタンなどに背景画像を用意することもできません。

対してTouchDesignerはWindowsやMacで走らせるソフトで、ビジュアルプログラミングを主としているので、上のような問題は一切?なくなります。この動画を見て、自分の中での最適解はコレだ、となりました。
もちろん、ここまで高性能なものは必要ないのですが…
TouchDesignerでのマルチタッチ機能はOSの制約がありWindowsでなければいけないのですが、OSC Senderとしての機能を持たせるだけならば強いGUIは必要ないですしFPSもそこまで出なくでも問題ないので古いWindows機器でもほぼほぼ問題ありません。試した感じだとGPUが乗っていない(Intel GPUが乗っている)Surface Pro 4やSurface Pro 3でも十分動かすことができそうなので、中古のSurfaceを2,3万円で購入してOSC Senderとして使うのが良さそうです。

ので、とりあえずOSC Senderの機能を持たせれるまで勉強しようかと思います。気が向いたらビジュアルプログラミングも。

チュートリアル

ここからは備忘録として

TouchDesignerの勉強として参考にするページ

TouchDesigner Documentation (英語) : https://docs.derivative.ca/
公式のWIKIドキュメント。とりあえず迷ったらここ。

TouchDesigner 日本語ドキュメント (日本語) : http://ted-kanakubo.com/touchdesigner-jp/
上のWIKIのうちさわりのところを日本語に翻訳しているサイト。各種機能の説明はここを読めばOK。Python Classに関しての説明はしてない。

Satoru HIGA (日本語) : http://satoruhiga.com
TouchDesignerの基礎を講義形式で説明しているサイト。右も左もわからない時にとりあえずここを読めばいけそう。

Matthew Ragan (英語) : https://matthewragan.com
TouchDesignerの取り扱いを動画+サイトで説明してる。わかりやすい!!

Qiita (Tag : TouchDesigner) (日本語) : https://qiita.com /tags/touchdesigner
最近悩んだらここ、みたいな感じ。IT系の投稿型情報共有サイト。もちろんTouchDesignerの記事もあります。

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